ごきげんよう、ハイテクです。
今年も夏が過ぎ去りました。さすがに直前一週間に合宿入れられるとしねますよね。体力の限界を超えるぜ。
そんな中になんとか出したらしいArteOGL.framework rev.3をLily@部室に入れときましたので、それの解説っぽいのを。
スクリーンショットその他は
Lily@部室(iMac 24inch)を用いて撮ってます。
開発を始める、新規プロジェクトの作成 †
まず、Xcodeを起動します。
XcodeはMacOS XについてくるIDE(統合開発環境)で、EclipseとかVisualStudioとかに相当するソフトウェアです。
内部ではgccだとかgdbだとかが動いているような気がします。が、特に意識せずとも使えるので気にしないでいいでしょう。
起動してウエルカムメッセージを無視して閉じます。
続いて、「ファイル」メニューから「新規プロジェクト」を選択します。
プロジェクト作成のアシスタントが表示されます。
このマシン(Lily)には既にArteOGL.framework rev.3が導入されているため、左枠にUser TemplateとしてArteOGL.fwの項目が増えています。
「ArteOGL.fw」を選択し、用いるテンプレートを選択します。
今回は「ArteOGL GameApplication」を利用します。
「選択」を選ぶとプロジェクトの名前と保存先を聞かれるので、適宜に入力してください。
プロジェクト名については、後で変更することもできなくはないのですが激しく面倒なので、慎重に決めてください。
ここでは~/Program/以下に作ってますが、これは完全に個人的な趣味です。
普通は~/Document/あたりに作るのかも?でも、プログラマさんとしては他の書類と混ざるのやだしなぁ、、、
はい、出来上がり。
Xcodeテンプレートにより、導入がとても楽になりました。
これを実行します。
「実行」メニューから「実行」を選ぶか、コマンド+Rのショートカットキーで実行です。
真っ黒なウインドウが表示されれば成功です。
さすがに黒一色では面白くないので、少しコードを追記しましょう。
ArteOGLSampleController.mをダブルクリックしてエディタを開き、
- (void)ArteOGL:(id <ArteOGLViewProtocol>)view registerAsDelegate:(id)controller{
[super ArteOGL:view registerAsDelegate:controller];
//write your code here.
}
の部分に追記します。
- (void)ArteOGL:(id <ArteOGLViewProtocol>)view registerAsDelegate:(id)controller{
[super ArteOGL:view registerAsDelegate:controller];
id obj;
obj = [ArteOGLString objectWithString:@"Hello, ArteOGL.fw!" grayscale:1.0 fontsize:32];
[view setObject:obj];
}
id型の変数、objを宣言。そこにArteOGLStringを作り、代入しています。
その後にview(ArteOGLView)のsetObject:を呼び、配置しています。
id型は万能型。Objective-Cの特徴です。
JavaだとObject型に相当しますが、自由度が比較になりません。
Cだとvoid *型に相当する?のですが、日常度が比較になりません。
今回の場合はArteOGLString *型でも良いのですが、長々と書くのが面倒だったのでidを使いました。
さておき、再度、実行します。
「実行」はビルド(コンパイル+リンク)も自動でやってくれるので便利です。
Hello, ArteOGL!が表示されましたね。ばっちりです。
このようにArteOGLではオブジェクトをビューに配置することで画面の表示を行います。
オブジェクトはImage, String, Rectangle, Circleなどが提供されているほか、
配置するオブジェクトはImage, String, Rectangle, Circleなどが提供されているほか、
ArteOGLObject継承したクラスを作ることにより、ユーザーが自由に作成することができます。
今回はここまで。